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英語多読|やさしい本は意味がない?

執筆者の写真: Yoko Morita
Yoko Morita
9月8日
読了時間: 3分

更新日:9月10日


やさしい本を読む英語多読


「やさしい本を読んでいて、本当に力になるんでしょうか?」

英語多読を始めたばかりの受講生さんから、こんな言葉を聞くことがあります。

これまで英語を「勉強」してきた私たち。そう不安になるのもとてもよく分かります。


でも、「難しいことをする=成長」って、本当?

英語学習には、私たちがいつの間にか「当たり前」だと思っていることが、けっこうあります。



「分からない」が多いほど、勉強した気になる


難しい単語。慣れない文法。辞書を何度も引く。時間をかけて和訳する。

すると「英語を勉強した!」という感じがします。


逆に、辞書なしで読める。絵を見れば意味が分かる。短時間で一冊読み終わる。

そんな本を読んでいると「これ、勉強になってる?」と思ってしまう。


でも、「勉強した感じ」と「英語力が伸びる」は、必ずしも同じではありません。



やさしい英語を読んでいるとき、頭の中で起きていること


たとえば、

He opened the door and went outside.

という英文を読んだとします。


この時、「He=彼は」「opened=開けた」「the door=ドアを……」と、一語ずつ和訳しなくても、男の子がドアを開けて外へ出ていく場面が頭に浮かんだ。


もしそうなら、英語を英語の語順のまま受け取れている。ということです。


やさしい英語をたくさん読みながら、「読んだ瞬間に意味が分かる」英語を増やしていく。

英語多読で大切にしているのは、ここです。



「簡単なこと」に不安を感じやすい


英語を教えて25年。たくさんの英語学習者を見てきて感じるのは、「英語をがんばってきた人ほど、やさしいことをするのが怖い」ということです。


単語を覚える。文法を勉強する。問題集を解く。分からないところをなくす。

私たちは長い間そうやって英語を学んできました。


だから、「分からないところは飛ばしていいですよ」「辞書を引かなくても大丈夫ですよ」「もっとやさしい本を読んでみましょう」と言われると、「そんなことで本当に英語ができるようになるの?」と思ってしまいます。


もしかしたら、英語学習を難しくしているのは「これまでの英語学習の常識」かもしれません。



やさしい本はいつまで読み続けるの?


どんなにレベルが上がっても、やさしい本を卒業するわけではありません。

いつまでも楽しんでいいんです。


そして何より、やさしい本を読んで、

•読むスピードが上がった。

•英語を読むと、頭にイメージが浮かぶ。

•「おもしろかった」と英語のまま感じられた。

そんな成長を実感して欲しいです。


やさしい本を読むことは、「簡単なことをしている」のではありません。

英語をそのまま理解する力(英語脳)を育てているんです。


英語多読でやさしい本を読むイメージを伝える英語絵本『Fetch!』の表紙
「文字なし絵本」も英語脳を育てます

これでいいの?と不安になったら


「やっぱりもっと難しい本を読まないと伸びないよなぁ」と思ったら、ちょっと自分に問いかけてみてください。


私は今、この英語を日本語に訳している?

それとも、英語のまま分かっている?


もし英語のままスッと意味が入ってきているなら、

その「やさしい」は、決して無駄ではありません。

むしろ、そこに英語力の土台があります。


【やさしい英語について】 ※高校生・大学生など、中学生以上の方にも対応しています。

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